syghの新フラグメント置き場

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2023年最後の映画の時間

tvkの「映画の時間」、たまに観るんですがラインナップが渋いですね。去年(2023年)の年始はシティーハンターの劇場版「愛と宿命のマグナム」でした。2023年の末は「犬神家の一族」と「らんま1/2」と「スラムダンク」。どれも今まで観る機会がなかったんですが最高に楽しめました。
2023年は仕事が忙しすぎて劇場で映画を観る精神的余裕がまったくありませんでした。『Winny』しか観ていない気がする。2023年は物価が上がりまくった年で、便乗でチケット代も値上がりしたし、もう映画なんて気軽に行けるようなものではないですね*1ガンダムSEEDも最初は観ようかと思っていたんですが、カガリのキャスト交代が発表された時点で観る気を無くしました。そもそもDESTINYがあまりにひどすぎた(クソ劇場版Ζよりは多少マシと言えるレベルの原作レイプぶり)。その続編ということであればもはや恥の上塗り以外の何物でもない。

らんまは2021年4月25日から始まったTVシリーズの再放送が2023年12月31日で終わってしまいましたが、途中で週2本ペースに変わったものの、長かったですね。作画・脚本が悪い回も何度かあったものの、当時のTVアニメの予算を考えると、この長期に渡る放送期間で全体的によく維持されていたと思います。今は1クールだけでも1話で万策尽きるアニメもあるというのに。それより、放送の開始時(1989)と終了時(1992)とで絵柄がだいぶ変わってますね。本放送の当時は特に気にしてなかったけど、今は初期の絵柄のほうが好きです。しかし、これでも原作漫画のエピソードを途中までしか描いていません。乱馬のお母さん・早乙女のどかとのエピソードはOVAで多少補完されていますが、原作漫画には公紋竜やハーブといった強敵もまだ出てきます。ただ、自分はこのオリジナルキャストの面々と当時のセル画の描線や色調が好きなので、たとえ昨今の流行りに便乗して原作通りにリメイクされても絶対に観ることはないですね。若返りのつもりでキャストを一新したとしても、特に八宝斉やコロンばあちゃんを今どきの声優が演じられるとは到底思えません。なお、去年の秋ごろまでは視聴の一言感想を毎週Twitterでつぶやいていましたが、イーロン・マスクの気持ち悪い言動の数々が目に余るようになったのでTwitterも辞めました。天才だかなんだか知らんが、サイコパスに賛同するつもりは毛頭ありません。コイツはフォン・ノイマンと同じ危険な臭いを感じる。

スラムダンクは神奈川の高校バスケ部が舞台なので、tvkのスタッフの中にも推し活をしてくれている古参のファンがいるんでしょうか。スラムダンクのアニメはやっぱり旧キャストのほうが断然いいですね(最近映画化された新しいヤツのほうは1ミリも観てないんですが)。ドラゴンボールの劇場版と同じく、オリジナルエピソードをねじ込むためにパラレルワールドみたいになっているのはご愛嬌。旧アニメのTVシリーズは原作者から評価が低かったそうですが、自分は良い作品だったと思いましたけどね。自分が観たのは小・中学生の頃だったので、作画のことなんて大して気にもしていなかったし、何よりキャストの熱演が素晴らしかった。旧劇場版の作画は今の肥えた目で観ても良好だし、オリジナルキャラクターもよく描けていると思います。そもそもスポーツを題材とした漫画やアニメは特に人体の作画が難しいので、あの東映にしてはよく頑張っていたと思います。赤木剛憲役の梁田清之さんは2022年に亡くなられましたが、惜しい方を亡くしました。獣神ライガーリュウ・ドルク、サムライトルーパーの朱天、ガンダムF91のザビーネ・シャルといった二枚目の敵役でもお馴染みでした。

*1:そもそも田舎にいた頃は、映画はTVで観るか、公民館で上映されるのを観に行くくらいで、劇場なんて年に1回行けるかどうかの贅沢な娯楽でした。ちなみに自分に言わせてもらえば、「のんのんびより」や「だがしかし」の舞台となった地方も鉄道があるだけマシだと思います。本当のド田舎はクルマしか移動手段がありません。そういった限界集落少子高齢化でこの先どんどん消失が加速していくんだと思います。当然土着文化や風習もすべて失なわれます。しかしこの問題から目を逸らして放置する政権をこの30年間ずっと選んできた(あるいはせっかくの選挙権を放棄し続けてきた)のは他ならぬ地方の有権者です。