syghの新フラグメント置き場

プログラミングTipsやコード断片の保管場所です。お絵描きもときどき載せます。

おすすめロボ映画

たまにGYAO!で気が向いたときに映画を観るんですが、玉石混交の中で久しぶりに光る玉を見つけました。1986年公開の『ショート・サーキット』です。

cinemore.jp

主役のロボット「ナンバー5」のデザインを手がけたのは亡きシド・ミード氏と知り、納得がいきました。ターンエーガンダムと同じく、一見では特にカッコ良くもない無骨なデザインなんですが、映像の中で動く姿を見ていると、愛嬌のある所作にだんだんと親しみを感じていく秀逸なデザインです。

ロールシャッハテストのような高度なネタもちりばめられていて、やはり映画はある程度教養があったほうがより楽しめますね。
最近観た別の作品『ナビゲイター』(1986) にもウラシマ効果相対性理論)がさらっと出てきたんですが、こういうネタは科学が好きな人間にはたまらないと思います。

それはそうと、80年代の映画は過度に暴力的にならず、ファミリー向けの温かい作品が多い気がします。類似コンセプトの作品として『チャッピー』(2015) も面白かったんですが、暴力表現がキツめでした。

eiga.com

ところで、自我とはいったい何なのか。心とは何なのか。人為的に作られた存在であるはずのロボットが自我を持つとはどういうことなのか。この作品が出した答えは、終盤でニュートン博士との問答の最中にナンバー5が発する、とある短いセリフの中に凝縮されているのではないかと思います。