syghの新フラグメント置き場

プログラミングTipsやコード断片の保管場所です。お絵描きもときどき載せます。

ゲームの認証システムを統一して欲しい

DMM (FANZA) で購入した古めのエロゲーBuddy ID認証システム (L.A.C.コード) を採用していたんですが、コイツはシリアルID登録時にIE (Internet Explorer) を起動するようです。デフォルトブラウザに関係なく。

現状、Buddyランチャーは2011-03-22のv3.2.1から更新されていません。
それにしても「2011年3月」か……なんかイヤだな……

IEは今年6月にサポートが終了します。一応IEの各種コンポーネント(Tridentエンジンなど)自体は残り、2029年までは使えるらしいので、IWebBrowser2などを埋め込んで内蔵WebViewとして使っているアプリや、MFCCHtmlViewは問題なく動作するはずですが、iexplorer.exeに直接依存しているアプリはどうなるんだろう。IEを指定してURLを開こうとしたらEdgeが起動するだけなのであれば、一応動作はしそうですが。

ascii.jp

Buddyはロクにメンテされていないようなのでセキュリティ的にも不安。とりあえずソフト電池に統一してくれ。

いっそクロスプラットフォームなSteamに乗っかってしまえばいいような気もするんですが、エロゲーはセンシティブだからなー。表現の制約がValveのさじ加減ひとつで決まってしまうし、日本語にしか対応していないようなゲームをSteamで公開するのはたぶん無理だろう。

ちなみにDMMは独自のDMM Game PlayerというSteamクライアントに似た自社製ゲーム管理アプリを提供していて、買い切り型ゲームのアクティベーションコードもこのアプリ経由で管理されていますが、対象となるエロゲーはDMMが権利を保持しているタイトルに限られます*1

電子書籍もそうですが、日本人はこういうプラットフォームを自ら作って標準化するのが壊滅的にヘタクソですね。出版社の垣根を超えた横断的なプラットフォームを作って統合すればいいのに、利権争いにばかり興じて海賊版対策をまともに講じようとしない出版社どもはいつになったら危機感を持つんだろうか。

2025-09追記:
IEのサポート終了から遅れること数か月、2022-11-01にBuddyランチャーが3.4.0にバージョンアップされ、現在はEdge/Chromeブラウザに対応しているようです。しかしその後は相変わらず放置されたままなので、定期的にアップデートが続けられているソフト電池のほうが信頼感があります。

それはそうと、やはりValveはクレジットカード会社や決済代行業者(もとをただせば某国のヤバい団体)からの圧力を受けて成人向けゲームの検閲・表現規制に走りましたね。自分もSteamで洋物のギャルゲーを購入していますが、パッチを当てて18禁になるタイプだし、洋物にしては日本のエロゲーっぽくてソフトな作品なので、今回の規制に関しては対象外でした。しかし、今後はどうなるか分からないのが不安です。
www.itmedia.co.jp

一方、DLsiteは海外のクレジットカード会社からの圧力をはねのけて、Visa/Mastercardとは手を切り決別したようです。DMM (Fanza) も成人向けコンテンツの購入にはVisa/Mastercardが使えなくなっています。日本にはJCBがあって本当によかった。

*1:例えば今は亡きエルフやその配下の関連ブランドは、現在DMMが権利を有しています。