syghの新フラグメント置き場

プログラミングTipsやコード断片の保管場所です。お絵描きもときどき載せます。

最近のアニメのニチャア演出に吐き気がする

今年も80年代・90年代のアニメをもっぱら視聴していますが、最近のアニメ(主に2000年代以降)がますます嫌いになってきました。ただ、具体的にどういうところが嫌いなのか、言語化が難しかった。ですが、だんだん分かってきたように思います。

Tokyo MXで火曜の22時からドラゴンボールZの再放送をやっているんですが、その後の時間帯にガンダム系の番組が入っています。で、今日はどうもビルドファイターズ(2013年)の第1話セレクション放送だったようですが、冒頭のシーンがあまりに気持ち悪かったので速攻でチャンネル変えました。
まあアレは主人公の夢というか妄想なので気持ち悪いのは当然といえば当然なんですが、問題はその見せ方です。

謎の人物登場。顔全体は映さず、口元だけ映す。

ニチャア…と薄ら笑いを浮かべ、いかにも自信ありげなセリフをのたまう。

こういうカットが最近のアニメにはジャンル問わず非常に多いのではないかと。中身は男女問わずたいてい貧相な体格のクソガキ。これを今日「ニチャア口元カット」と命名しました。もしかすると機動戦士ガンダムシャア・アズナブルのような不敵な笑み、というつもりで演出しているのだろうか。だとしたら完全にスベってます。気持ち悪すぎる。シニカルでカッコいい「ニヤ……」ではなく、オタクが調子に乗ってベラベラしゃべるときのような、ホントに気持ち悪い「ニチャア……」って感じです。80年代のムキムキマッチョでゲスな悪役がよく浮かべる「ニタァ……」ですらない。
たぶん普段から「アニメを見てアニメを作っている」んでしょう。しかも「最近のアニメ」を見て作っている。なので、同じようなキャラクターデザイン、同じようなカット、同じようなモーション、同じようなセリフ、同じようなキャスティング、同じような音楽が量産されるわけです。気持ち悪い部分は気持ち悪いまま継承されます。

まあ口元だけ映してニヤ……というのはドラゴンボールZにもあるわけですが、なぜか不快感はないんですよね。キャラクター造形や声質の違いもあると思います。いきがるベジータに宇宙の帝王フリーザ様がニヤニヤしていても別に問題はない。デジタルアニメは絵がビビッドすぎるので気持ち悪い映像がダイレクトに伝わってくる一方、セル時代の作品はいい感じにボケて不快感が軽減されているという可能性もあるかもしれません。