syghの新フラグメント置き場

プログラミングTipsやコード断片の保管場所です。お絵描きもときどき載せます。

ガンダムの隠れた名曲を紹介していく

劇場版『機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光』より。

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権利者の違い(NexTone / JVCKENWOOD)により、同じ楽曲が別々に登録されているようです。
「True Shining」の作曲者は、OVA版のOP曲「THE WINNER」を歌っている松原みきさんです。日本のシティポップが最近欧米をはじめ世界でも注目されているようですね。

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「mon étoile」はフランス語で「私の星」だそうです。しかしこの曲は「Mon etoil」となっています(シングルCDのパッケージ表記は「Mon étoil」)。末尾のeが抜けている理由は何なんでしょうか。étoileは「エトワール」と読みますが、フランス語では語の末尾が子音だけの場合、その子音を発音しません。「Mon etoil」では「モネートワー……」と歌っているように聞こえるのですが、そのために曲名からはあえて末尾のeを抜いたのかもしれません。フランス語に詳しい人、もしくはこの曲の制作秘話を知っている人、誰か教えてください。ちなみに歌い手・和田るみ子さんのロングトーン、デクレッシェンドがかかっています。これはすごく難しいと思う。

インストゥルメンタルバージョンもあります。「Mon etoil」のほうはピアノソロ。いつか弾けるようになりたいですね。

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自分はこういうスローテンポで切ないメロディーの曲が大好きです。「Evergreen」も良い曲ですね。

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この劇場版0083は、もともとOVAシリーズで展開していた0083の制作途中に急遽公開が決まったそうですが、尺の都合上ストーリーがだいぶ端折られていて、特に地球が舞台の前半は本作のヒロインであるニナ・パープルトンの回想と独白だけで済まされてしまっています。曲は好きですが、劇場版はお勧めできません。OVAシリーズを観たほうがよいと思います。そもそもこの0083は途中で路線変更の憂き目に遭っていて、全体を通してみたときに脚本が破綻しています。一番ひどいと思ったのが、敵であるジオン軍アナベル・ガトーがなぜか唐突にニナの元彼に設定されてしまったことです。とりあえず三角関係を無理やり持ち込もうとしたんでしょうが、そのせいでニナ・パープルトン宇宙世紀三大悪女の一人扱いされてしまう結果になりました。自分はOVA前半のコウとニナの関係や描写が結構好きだったので、こういうメチャクチャな脚本で台無しにされてしまったのが許せません。

ちなみに自分はコウ派です。ガトーなんてただのテロリストじゃねーか。連邦が腐っているのは認めるが、だからといって武力で物事を解決しようとするのは本末転倒ですね。所詮貴様も同類よ。大義名分のために核兵器コロニー落としを平気で使えるところも大っ嫌いです。大塚明夫さんが演じられたキャラクターって、どうも自分勝手な人物(人の話を聞かない頑固者)が結構多い気がするんですが、このガトーだけは絶対許せない。