Windowsで共有フォルダーにアクセスする場合、セキュリティ認証のためのパスワード入力を求められることがあります*1。
しかし、PCを再起動/シャットダウンするなどして、ログオンセッションが終了すると、再度入力が必要になってしまいます。
コマンドプロンプトでセキュリティ認証を実行する場合、以下のようにnetコマンドを使うことができます。
net use \\<IPアドレスもしくはホスト名>\<共有名> /user:<ユーザー名> <パスワード>
再入力の手間を省く方法として、コマンドをバッチファイルに書き込んでおいて、バッチファイルをスタートアップに登録する手法もあるのですが、パスワードを平文でテキストファイルに書き込むのはセキュリティ上のリスクがありますね。
代わりに「資格情報マネージャー」(Credential Manager) を利用するとよさそうです。
Windows 10の場合もコントロールパネルからアクセスできます。
ちなみにTortoiseGitなどもWindowsのセキュリティ認証を使用しますが、あろうことか認証ダイアログで誤ったパスワードを入力してしまった場合でも、その誤ったパスワードが資格情報マネージャーに記録されてしまいます。以後、認証ダイアログが出ずに接続が延々と失敗し続けてしまう現象が発生します。誤ったパスワードを削除する場合、コントロールパネルの資格情報マネージャーから各情報セットを削除する必要があります。
*1:同一ユーザー名で同一パスワードの場合、パスワード入力なしに透過的にアクセスできます。