syghの新フラグメント置き場

プログラミングTipsやコード断片の保管場所です。お絵描きもときどき載せます。

ジュラシックパークにはコミカライズ版もあるのです

金曜ロードショーで「ジュラシック・パーク」(1993) を久々に観ました。カットが多かったのが残念ですが*1、やはり原点にして至高ですね。目が肥えたせいか、今観るとどうしてもVFXやCGに甘い部分が散見されますが、その後に作られたどの続編よりも圧倒的に面白いです。最近の映画でありがちなフルCGよりも迫力があるのは、撮影に実物大のロボットを併用しているせいかもしれません。劇中に登場する中央制御室のコンピュータがブラウン管モニターで、ハードディスクの音がガリガリ聞こえるのも懐かしさを倍増させます。
現在では恐竜自体の研究も進み、当時とは認識や印象がまったく違う生物であったことが分かっている種も多々あり、科学的に正しいとは言えないかもしれませんが、恐竜パニック映画・エンターテイメントとしての魅せ方という点では完全に成功だったと言えるでしょう*2

style.nikkei.com

ちなみにジュラシックパークは、坂本かずみ先生の手によってコミカライズもされています。掲載誌はコミックボンボンの増刊号であるデラックスボンボン。当時小学生だった自分も読んでいて、映画よりも先に漫画で本作のストーリーを体験しました。

middle-edge.jp

めちゃくちゃ画力高いですね。このときのコミックボンボンガンダムロックマンという双璧を手に入れた全盛期でしたが、それだけに頼らず隠れた名作も多数掲載されていました。電子書籍版として再販してくれないかなあ。

ところで自分は最近の洋画を吹替で観るようなことは絶対しないのですが、この時代の吹替はちゃんと本職のプロ声優を起用しており、しかも我々が慣れ親しんだ超ベテランの吹替声優ばかりなので、終始安心して観られますね。最近はアニメでも三流のド素人芸人がヘタクソな吹替をするケースが増えてきて辟易していますが、こういうしょうもない芸能事務所や広告会社のゴリ押しがはびこっているのは日本だけでしょう。芸能事務所や広告会社の連中というのはどいつもこいつも映画の中身には興味ないんでしょうが、あまりにレベルの低すぎる吹替というのは、もはや聞くに堪えない公害レベルの邪悪なシロモノなのです。

*1:相変わらず民放はどうでもいいCMが多すぎです。流しすぎると逆効果だということに気付かないんだろうか……

*2:そもそも劇中のクローン恐竜たちは、部分的にカエルの遺伝子を使って復元されているという設定なので、本来の生態とは異なるものになっていたとしても何ら不思議ではありません。うまく設定を作り込んでいるなと感心しました。