(これは2012-06-07に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)
ゴッドレイっていうのはいわゆるエンジェルラダー(天使の梯子)とかのアレです。雲間などから光条が漏れているような効果のことです。英語では"God rays"とか"Crepuscular rays"と言うそうです。LightWave v9にはゴッドレイそのものの機能がない、というかボリュームライト*1を使っただけでは画面が白飛びするので、Photoshopでスクリーンスペースのポストエフェクトをかけようと思って真っ先に思いついたのが「ぼかし(放射状)」なんですが、いまいち思った通りの結果になりません。で、「Photoshop ゴッドレイ」でGoogle検索したんですが、これまたあんまり良いのが引っかかりません。代わりにVueっていう景観作成ソフト関連の記事が引っかかります。「Photoshop 差し込む光」で検索すると、よさげな解説サイトがありました。やっぱりそこでも「ぼかし(放射状)」を使っていましたが、キーとなるのは「種類」を「ズーム」にすること。デフォルトの「回転」だと思ったようなぼかし結果になりませんので注意。
画像右上の黄色の部分が別レイヤーになっているんですが、このレイヤーに放射ぼかしを適用し、加算合成設定にして、何回かコピーします。
今回のは放射が弱いので、ゴッドレイというよりはむしろブルームエフェクトです……
ぼかす前の黄色の部分の形状を工夫すれば、もっと光が差し込んでいるような感じにもできるんじゃないでしょうか。
余談
ちなみに2012年当時使っていたCPUはAMD Athlon 64 X2 5600+で、キッチン(3Dモデルデータ)のほうは反射レイトレ+ラジオシティでレンダリングしたんですが、出力解像度を5,000ピクセル×3,750ピクセル、アンチエイリアスを中程度(エンハンス)設定にして1時間半くらいかかりました。ポリエチレン製のまな板に表面下散乱(SSS)を適用したかったんですが、いまいち思った通りの設定にできなかったというかものすごいレンダリング時間がかかりそうだったのであきらめました。その後Core-i7 4770KとLightWave 11を入手し、もっと高速にレンダリングできる環境を構築したので、積極的に使い込んでいきたいところです。