(これは2011-03-27に書いた故OCNブログの記事を加筆修正したものです)
Adobe CSソフト(for Windows)の困った仕様として、
- Fireworksのワークスペース ファイルの拡張子が(レイヤー無しの)Portable Network Graphics形式と同じ*.pngで、勝手にFireworksに関連付けられる
- Dreamweaver CS4インストール後、*.csファイル(C#ソースファイル)の拡張子が、勝手にDreamweaverに関連付けられる
というのがあります。
このうち、後者に関しては確かCS5で修正されていたように記憶してますが、前者は修正される気配はなさそう。
できれば専用拡張子*.afp(Adobe Fireworks Project)とかにして欲しいです。
でも、実はFireworksのレイヤー付きPNGファイルも、標準の「Windows フォト ビューアー」(Windows 7で確認)や「IrfanView」(Ver.4.25で確認)で表示できるんですよね……このあたり、PNG規格がどうなっているのか詳しく理解してません。レイヤー機能は非標準だったような気がします。
FireworksはPhotoshopとIllustratorの中間の性質を持っているんですが、中途半端な感は否めません。グラデーション エディタは使いづらいし、あとレイヤークリッピングが使えないのが痛いです。Photoshopのように、上位レイヤー(あるいはシンボル)のアルファチャンネルをクリッピングマスクとして直接使えないので、Adobeのチュートリアル *1に記載されているように、マスク用レイヤー(あるいはシンボル)をいちいち作成しないといけません。それにしてもこのチュートリアルの説明分かりづらいな……クリップボードにマスク用シンボルを一旦コピーしている部分の説明がひどすぎる……
なお、Fireworksには「マスクとしてペースト」「属性をペースト」などの特殊ペースト機能があるんですが、Photoshopのクリッピングやレイヤースタイルのコピーなどは基本的にこれらで代用することになります。
ただ、最終的にラスター画像を出力することを想定したベクトル画像エディタなだけあって、PhotoshopやIllustratorには備わっていない、かゆいところに手のとどく機能もあります。高解像度対応のUIパーツを作るときなどに良いかもしれません(MS Expression Blendのような感じ)。もう少し使い込んでみよう……
*1:2014年現在、リンク切れになっています。以下が代替になるかも。http://help.adobe.com/ja_JP/fireworks/cs/using/WS4c25cfbb1410b0021e63e3d1152b00db4b-7fee.html