(これは2012-04-21に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)
しばらく使わないと忘れるので、備忘録ついでにC#との比較を少し載せておきます。
Visual C#プロジェクトの参照設定に相当するコード:
import clr clr.AddReferenceByPartialName("System.Drawing")
IronPythonは動的言語なので、参照設定を実行時に行ないます。
C#のusingディレクティブに相当するコード:
例えば
using System.Drawing;
に相当するコードは、
from System.Drawing import *
となります。
using System::Drawing::Color;
に相当するコードは、
from System.Drawing import Color
となります。なお、C#にはこのusing宣言相当の機能はなかったように記憶しています。
C#のエイリアス機能に相当するコード:
例えば
using SysDraw = System.Drawing;
に相当するコードは、
import System.Drawing as SysDraw
となります。
ちゃんと使わないと忘れるなあ……
2012年4月最新版のIronPython 2.xインストーラーにはTools for Visual Studio 2010が含まれなくなっているので、少し古いバージョン2.7を使ってるんですが、IronPython Interactiveにバグがあるっぽい。対話エディタのClearが効かなくなることがときどきあります。
以前Windows上でのスクリプティングにF#を使うといいかも、と書いたことがありますが、関数型言語はやっぱり理解が難しいです。OS標準機能として使えるはずのPowerShellも、統合環境とかのサポートが貧弱だし、デフォルトで気軽にファイル実行できないのがやっぱり面倒です(管理者権限でポリシーを変更する必要がある)。なので、やっぱり自分にとってはIronPythonが最強の.NETスクリプト言語なんじゃないかと思うわけです。個人的にC#、C++/CLIの次に好きな.NET言語かと。