syghの新フラグメント置き場

プログラミングTipsやコード断片の保管場所です。お絵描きもときどき載せます。

MFC

Vulkanグラフィックスの簡単なレンダリングサンプル

このあいだ書いた記事「VulkanシェーダーでSub-group命令を使う」では、グラフィックスをすっ飛ばしていきなりコンピュートシェーダーで拡張命令を試すという変態的なことをしましたが、GPGPUに興味のない人には退屈な内容だったかもしれません。以前、Direc…

自作MetasequoiaプラグインをGitHubで公開しました

かつて2007年~2008年頃、こっそり自分のためだけに開発したMetasequoiaプラグインのソースコードがHDDの肥やしになっていたので、Gitの練習も兼ねてGitHubに移管・オープンソース化しました。ライセンスはMITです。 GitHub - sygh-JP/SyghMQPlugins: Metase…

Visual Studio 2015とD3DCompiler

Visual Studio 2015でビルドした、DirectX 11.1を使ったMFC/WPF混合アプリ (.NET 4.5.2) をWindows 7のエクスプローラーから起動すると、起動直後に勝手に終了する現象が出ました*1。 しかし、終了時にWindowsからクラッシュエラーのタスクダイアログも表示…

XAudio2とMedia FoundationでMP3/WMA再生

経緯 以前、DirectXの学習を兼ねて開発していたゲームエンジン(C++で様々なDirectX APIを直接叩いていました)では、効果音 (SE) の再生にXACT3を、BGMの再生にDirectShowを使っていました。本当はBGMにもXACT3を使ってもよかったのですが、MP3/WMAフォーマ…

Direct3D 12 (DirectX 12) の簡単なサンプル

(本記事の内容は執筆時点の暫定仕様に基づくものです。実際の最終製品版とは一部異なる部分があります)GDCの開催された2015年3月にはすでにDirect3D 12 (DirectX 12) の暫定ドキュメントとVisual Studio 2015 CTPが公開されていたのですが、肝心の実行環境…

VS 2008のWPF-MFC相互運用

(これは2011-03-18に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)以下を参考に、MFC アプリから WPF を使おうとして、Visual Studio 2008 SP1 のバグに遭遇しました。 WPF ユーザー コントロールを HwndSource 経由でホストする Win32 アプリ……といいつつ…

CButtonとCMFCButtonの比較

(これは2010-06-20に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)Visual Studio 2008 SP1にて導入された、MFC Feature Pack付属のCMFCButtonは、従来のCButtonに比べてかなり強力です。微妙に使い勝手が違う部分もありますが、ボタンの文字色変更とか、画…

CScrollViewの代わりにCViewでスクロール

(これは2010-09-07に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)MFCのCScrollViewは便利なんですが、画像編集ソフトのようなものを作ろうとしたとき、いかんせん細かい制御がしづらいというか、CScrollView::SetScrollSizes()などのユーティリティ メンバ…

MFC-CLI 相互運用時の注意点‏

(これは2011-05-09に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)それなりに規模の大きい MFC プロジェクトなどで、共通言語ランタイムのサポート /clr を追加して .NET ハイブリッド アプリケーションを作るときに、起動時に EETypeLoadException 例外が…

MFCのCFileDialog::SetDefExt()の引数の型について

(これは2010-06-05に書いた故OCNブログの記事を移植したものです) バグの発見、MS Connect への報告と顛末 Visual Studio 2008/2010 の MFC 9.0/10.0 では、CFileDialog::SetDefExt() の引数の型が間違っていて、本来 LPCTSTR (LPCWSTR for UNICODE / LPCS…

Visual C++ 2010 SP1でのMFC拡張

(これは2011-05-27に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)Microsoftが.NETに注力を始めてからずいぶんと影が薄くなったのが、Visual C++向けのWin32 APIラッパー/デスクトップアプリケーションフレームワークであるMFCなんですが、VC 2010になって…

Direct2D Effectsで発光する雷をプロシージャル生成する

Windows 8で使えるようになったDirect2D 1.1には、多数の便利な機能が追加されています。ブレンドモード(Composite Mode)の制御のほか、シェーダーを利用したエフェクトが使えるようになりました。 エフェクトは頂点シェーダーで実装されているとおぼしき…

Visual StudioのツールボックスにWin32/MFC向けのコントロール一覧が表示されないとき

これはときどき発生する現象で、Visual Studio 2008など以前のバージョンでも存在していた現象なのですが、今回Windows 8.1にインストールしたVisual Studio 2012/2013両方にて発生しました。 何が原因でこの現象が発生するのかはよく分かっていないんですが…

Win32/MFCとWinForms/WPF相互運用

(これは2012-06-14に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)以前からWin32/MFCとWPFの相互運用性(主にWPF 3.5 *1)に関して独自調査を続けているんですが、メッセージまわりでやはり問題がいくつか発生することが判明してきています。基本的にはWin3…

AFX_EXT_API/AFX_EXT_DATA/AFX_EXT_CLASSの罠

(これは2012-06-05に書いた故OCNブログの記事を移植したものです)Visual C++のMFC拡張DLLを使って名前空間レベルのグローバル関数・グローバル変数やクラスそのものをエクスポートするとき、以下のような感じでマクロを使って宣言部を修飾してやれば簡単に…

コンピュートシェーダーでGPUパーティクル

DirectX (Direct3D) のコンピュートシェーダー (Compute Shader, DirectCompute) には4バイト (uint) 単位で要素アクセスが可能なByteAddressBuffer/RWByteAddressBuffer (BAB) というデータ型があるんですが、DirectXにおいてGPUで頂点バッファの内容を直接…